批評?感想?紹介?記録?ファンレター?blogのあり方的なこと

AdobePが見る専blogに関して書いたコチラの記事。静かに波紋が広がっているような気がしますね。
→ ドリーム(コロコロ)クラブ : 褒め方貶し方: http://blog.livedoor.jp/adobep/archives/315456.html

個人的に読んだ感想はと言えば

痛いなあ

と言うモノ。

それと同時に「うんうん」とうなずける面が確かにあります。
僕個人としても動画が貼ってあって、コメント一切無しで、それで記事が終わっている。そんなブログは見に行くとがっかりしますし、やっぱり巡回しようとは思いません。確かに少しくらい感想が書いてあってほしいですよね。

ただその後のコメントがある場合の内容に関しては「厳しいなあ」というのが本音。もちろん制作者側からの目線を想像すれば毎回「技術が凄い」。どの動画でも「最高でした」。これではなあ、というのも分かる話です。

ブログのスタンス

さて、ここでブログで動画を貼っている方々(僕を含む)はどういうつもりで書いてるのかな?ということを今一度考え直してみたいな、と。
要は「目的」、または「ターゲット」ですね。

これって各人各種あると思うんですよ。ちょっと前のチャットでもそんな事を考えたんですが、多分種類的には次のような感じなのかなーと。

  • 感想:動画そのものへの感想。ターゲットは制作者および読者。
  • 批評:動画への批評。技術、文章、音楽、演出。そういったモノの詳細な解析。ターゲットは制作者および読者。
  • 紹介:動画の紹介。ターゲットは読者。みてれぅチャンネルを見てなかったりRSSを使ってない層は意外といるのでそういった層へも。
  • 記録:気に入った動画の記録。マイリストやブックマーク代わり。
  • ファンレター:制作者に向けて「見た!」という反応を伝えるためのモノ。

実際は上記の各種ハイブリッドですかね。
ちなみに僕は「紹介」がメインでそのコメントを書くネタとして「感想」を書いている、というスタンスだと思います。基本的にターゲットは「読者」で、積極的に「制作者」に向けて書いているというわけではありません。*1

さて、ここでAdobePの記事の話に戻って、上記の各ジャンル別にどういった内容や目的で書いているのかな?ということを想像して分析っぽいことをしてみようと思います。

「批評」の場合

たとえば「批評」を書いている人であれば、それはポジティブな意見、ネガティブな意見などなど各種あり、それこそ「読ませる」文章でなければやっていけないでしょうね。僕も下手な批評は見たくありません。大概はただのdisりにしか見えなくなりますからね。
ただまあ意図的に、わざわざ「批評」しているところはそれはもうアツイ記事にはなっていること多いですよね。*2
そういったところは色んな意味で感じるモノはある記事であるような気がします。

「感想」の場合

次。「感想」を書いている場合。恐らくAdobePの指摘しているのはここの範囲の人でしょう。もちろんその性質上「紹介」を兼ねているケースも多いので「紹介」もでしょうが。先の記事の結びの文章で、

見る専blog執筆に関わる人にお願いです(製作者で感想を書かれている方にも)
読み応えのある感想やコメントを書いてください。
製作者にどんな形でも伝わるような感想やコメントを書いてください。
格好つけて難しい単語を書いてごまかさないで下さい。
中学生くらいにもわかる語彙で書いてください。

ドリーム(コロコロ)クラブ : 褒め方貶し方

とあるように、ここで「すごかった!」「おもしろかった!」という素直な感想はまだ許せるのではないかな、と感じました。また僕はそちらはまだ好感が持てます。ただここで技術云々、と言ってしまうと、本人にその意図はなくてもどこか批評めいてしまい、それに深みがないためにマイナスのイメージが残るんでは、と思います。*3
ここは僕も気をつけないとなあ…と肝に銘じようかと。

「紹介」の場合

次、「紹介」。ここが位置づけ的には一番難しいところがあるのかも。というのもたとえコメントなしでも「本日の良作リスト」的なことでやっている場合、人によっては見る価値があると思われるから。*4
これは執筆者のフィルターを通したモノではあるものの「みてれぅで全て追うとか無理!」とか、「RSSなにそれおいしいの?」みたいな人が利用している事が考えられるので。そういった場合の存在価値というモノがあるんじゃないかな?と。そういった記事の場合「コメントもなにもない動画を貼っただけの記事」ではあるものの、利用する人によっては価値があるモノである可能性が発生します。

「記録」の場合

次、「記録」。これぞまさに「コメントのない動画を貼っただけの記事」になっていそうですよね。ただ、実際そうやって使っている場合もあり得るんではないかな?そうした場合「そういう風に使うのは自由」ではありますよね。恐らくそういった記事がクロールされてしまう事への要望があってiDollさんもこんな事を書いてます。

みてれぅのレビューアンテナに関してですが、仕様上どうしてもページ内の全ての掲載動画に反応してしまいます。

やはり気にしてしまう方もいらっしゃるかと思いますので、下記のタグで感知されたくない動画リンク・iframe部分を囲う事で、みてれぅチャンネルが認識しなくなる方法をご用意させていただきました。

http://miterew.com/blog/2009/10/nomiterewtag/

結局執筆者だよりではあるのですが、こういった対応策自体は出来てはいたりします。…まあ問題はそういった使い方をされている方がわざわざ対応してくれるか、ということではあるんですが。まあ、ただ、これはしょうがないと思ってスルーするべきなんじゃないかな、と僕は思ってますし、実際のところスルーしてます。
何にせよそれがあること自体に文句は言わなくてもいいんじゃないかな?そういったものもあっていいんじゃないかな?という風に僕個人は思っています。

「ファンレター」の場合

次、「ファンレター」。これは基本的には「動画制作者が知り合い」の場合と「完全にただの一ファン」の場合の2種類があると思います。
後者の場合は上記「感想」も含まれたりするので結構アツイ記事になっていたりすることがあると思います。またそういった記事にはやはり好感が持てるケースが多いのか、コメント欄に本人が来ている場合もありますよね。
前者の場合はひどく簡潔になりがちですよね。たとえば「キタ!」だけのコメントだとか。これはまさに内輪ネタに近いモノがあるので、その輪の外からみれば「コメントなしの記事」と同じような感触があります。もっともこういった使い方をされているのは同じ制作者だったりする場合が多いので、そこは「ああ知り合いへのメッセージか」というのが見て取れますのでまあいいんでしょうし、僕はいいと思います。もっとも、もちろんみてれぅの「レビュー」には含まれますので「アツイ感想」や「鋭い批評」を求めている場合はノイズに他なりません。

まとめ

おもいつくままにだらだらと書いていたらわかりにくい上に無駄に長文になってしまった…。
まあ要は言いたいことは、

動画だって文章だって書きたいように書けばいいんじゃない?ただ迷惑はかけないようにね!

と言うことになりますでしょうか。嫌ならスルーしようよ、という感じです。つまらないと思った動画はすぐ閉じてしまうのと同様に、つまらないと思った記事はすぐ閉じちゃえばいいのです。
もちろんネガティブな大して深くもない文章は動画内の荒らしコメと同じくらい目障りなこともありますし、それを制作者が見てしまったら…という恐怖感があるのは事実ですが…。

ま、アレですよね。AdobePにしてもそんなことはわかっていてあえてああいう書き方をされたんだと思うんですが。最後の文章にしてもお願いという感じでしたし、僕個人としても、「もっと面白い記事が読みたい!」というのは、「もっと面白い動画を見たい!」というのと同じくらいの欲求であるのは間違いありません。
何はともあれ、ひとまずは自分がこれから書く記事はちょっと気をつけていこうかな、なんて改めて思ったりなんかもしたので、気づかせてくれたAdobePには感謝をここに表明しつつ、でもちょっとキツい書き方過ぎませんでした?なんていう意見も添えておくことにして、ここらで終了とさせて頂きたいと思います。

*1:当然「読者」に「制作者」が含まれているケースはありますがw

*2:たまに暴走したりなんかもしますけどw

*3:…あれ、僕もすげえ技術!とかいってないかな…まだいいのかな…?w

*4:僕個人としてはあまり利用価値は感じないのですが。